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「この人の頭の中を覗いてみたい!」
・・・と、半ば猟奇殺人を計画をしているかのような物の言い方になってしまう人物っていないだろうか?
個人的には、星 新一氏がそういう人物(の一人)になる。
この人の作品は、結末を予測しながら読み進めていく内に、先が知りたいという気持ちと読むという行動が噛みあわなくなるという不思議な感覚を覚える。
そして、最後まで読んだ結末は、それまで予測していたものとは全く違うもので・・・裏切られた!という想いから「この人の頭の中を覗いてみたい」という犯罪じみたコメントが出てしまうのだ。
この本もそんな星 新一ワールドが溢れる作品だ。
「ノックの音がした。」の一文からはじまる15本のショートショート(ショートストーリー)は、同じ書き出しとは思えないぐらいのバリエーションで、どれも「スゴイ!」と感心してしまう。
この本を読み終え、この作品群が昭和40年代にたった一人の作者によって生み出されたことを考えた時、きっと「この人の頭の中を覗いてみたい」と思うはず・・・。
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